ドキン。
誰にも教えてなかった?
「じゃ、じゃあなんで私には……」
「…ん?何?」
「い、いや何でもない」
「……変なの」
「はっ?変!?」
「ははっ。いや、何でもない」
また………笑った。
「ふふふ」
「お前……それキモいよ?」
「うっわ!サイテー!!女の子にそんな事言っちゃ駄目なんだよー?」
「……うっせー。お前だからいいんだよ」
っ!?///
ち、がうよ…!!
きっとそんな意味じゃ、ないよね。
「そ、それどういう意味!?」
顔が赤いのが見付からないように、強がって言ってみる
「…ん?そのまんま」
そういうと、前を向いて花火を見始めた。
啌君の横顔が綺麗すぎて…目が離せなかった。
それでね、啌君の横顔を見てるうちに気付いたんだ。
…………まだ、啌君と私の手が繋がれている事に。
けど、、、離せなかった。離したくなかったんだ。