「…その人の名前は?」 「さぁ?」 「知らないの!?」 「うん。」 「襲われたりしなかったでしょうね?」 「大丈夫。寝てたし。」 「は?」 「昨日、拾った時からずっと寝てる。」 「…死んでんじゃないの?」 「や、生きてるっぽい。」 楊杞って何気に心配性。 って、あたしにだけ?