彼氏がいるのにこんなことを
している自分に罪悪感を
感じたが、ずっと忘れられない
峻の声にすごく似ていて
あたしの中は晃でいっぱいに
なっていた
準備ができて外に出ると
雪が降っていた
傘を持って駅に向かった。
駅に着くと次の電車が
くるまで30分もあった
のであたしは無人駅に
立っている小さな小屋の
中で電車を待っていた
晃に今どこら辺?とメールを
送ったが何分経っても
返事が来なかった
高速にでも乗っていて
携帯使えないんだろうと
思ったあたしは気にせずに
やっと来た電車に乗って
集合している駅に向かった
メールを送ってから30分も
経っていたが晃からの
返事はまだない
何回か電話をかけてみたが
晃が電話に出ることはなかった