『ここが、はるチャン用の部屋ね』
連れてこられたのは
白ではなく、
沢山の景色が書いてある
病室。
『あ、あたしは主に
はるチャンを担当する
悠莉って言います!
名字ゎねぇ、なんか壁がある感じでしょぅ??
だから名前に先生を
着けて
呼んでもらってるのよ』
小さな可愛らしい看護師さんで
目が垂れてる感じの
なんていうんだっけ、
こういう人。
ってか
…聞いてないし
よくしゃべるなぁ、
って思った
だって他では皆
しゃべらない、
しゃべりたがらない
なのにこの人はー…
いや、きっとこの人も
そう。
そのうち私に愛想つかして無言になるし
病院だって移動になる
そう思っていた。