お母さんは
気をずっと使ってくれた。
泣くときもずっと
私には悟られることないように隠れて泣いてー…
身なりはいつも整えて
笑顔なお母さん。
でも肌と心はボロボロ…
それが堪らなく悲しかった
父はいつも
私の為に働き回って
病院にはこれない。
いや。
その方が有難い
父に合わせる顔なんて
ないから。
ねぇちゃんは
医学の勉強をしてる、
私のように
一番青春したい年頃の
子を救いたいって……
確かに私は15歳。
世間では中学3年生の
青春してる時期
でも、私には友達も
学力も健康な皆とは
乏しいくらい差があって…
ずっと寂しく生きるんだ。
そう思っていた。