そのときふと
あることが脳裏に浮かんだ


そうだ…!!!



あたしキスされて…!



先生に…!!



また怖くなって、
つい布団を握りしめた。




『なにか、思い当たることがあるようですね。』




言わなきゃ…


でも…



『はるさん。』



先生が手を握った。


優しく暖かな手



なんだか一瞬ほっ…

とした。