偽りの…
そうかもしれない
あたしは心配かけたく
なくて
いつも笑顔でいることが
当たり前だったからー…
『ここの病院は、相性がよかったのね。』
相性…ほんとにそれだけ??
患者を見ようとしている
先生や、看護師さんの
お陰だと思う。
前とは違ってー…
『そうだね…』
なんて呟いていた。
『はるチャンっ!!
今日の調子と、
カウンセラーどうだった??』
悠莉先生だ
点滴の袋を持ちながら
私に話しかける
もうまたりまえの
ように日常的になって
『なんかまぁ、よかったです…はぃ…』
って言わなきゃねぇ…
『ふーん…♪
変に若い先生でしょ??
ああみえてね、
25歳らしいの!!』
にまーと話ながら
私の腕に針をさしていく
25かぁ…
って見えねぇっ!!
『25歳なんですか…
20くらいかなって』
『思うよねー!!!』
『まさか
狙ってるんですか??笑』
なーんて…
まぁ社内恋愛も
あんなイケメンなら
あり得る…
『まさかぁ!!あと出会いが2年早かったらねー!』
『いくつなの??』
『あらヤダはるチャン!!
年齢のことぢゃなくて
アタシ旦那持ちだから!!』