その声に




心が疼くのが分かった








気付かないふりをして



もっと奥のほうに逃げた


息を殺してしゃがむ





しばらくして


ドアが開いてしまる音がした


足音もなくなり




わたしがそっと安心して立ち上がろうと





「マメ柴・・・」




わたしを見下ろす









「!!!!」



出て行ったと思ったのに・・・



なんで・・・志也咲君・・・が