「へぇ・・・でサツキちゃんはどうしたの?」



みっちゃんはいつものすまし顔だった




「いや・・・でも・・・ね・・・
あの電話以来、志也咲君と向井さん一緒にいるし・・・」




みっちゃんは、【はぁっ~】と大きいため息をついた




「・・・で?わたしに相談してどうしてほしいの?」





「・・・」




「サツキちゃんは志也咲のヤローとカレカノでもないんでしょう?
なら気にする必要もないのでは?」




みっちゃんはシャーペンをくるくると起用に回した





「・・・」




「それか・・・あのバカと付き合うか・・・」





「マメ柴ちゃ~ん!やほ~」




教室のドアから久留米君がこちらを覗いていた