━━━屋上━━





「はぁぁ・・・ひどいよみっちゃん・・・わたし一人で探せなんて・・・」




みっちゃんはこっからはわたしに一人で探せと言い残し、



帰っていってしまった




誰もいない屋上にポツンと立っているわたし






「何かもう・・・」



悲しくなってきた・・・




その場に座りこんでいると





「ど・・・ぅ・・したの?」




その声は今にも消え入りそうな


か細い声




「ふぇ?」





そこに立っていたのは志也咲君のクラスにいた


すごく不思議なオーラを身にまとう女の子だった