「し・・・志也咲君を待ってて・・・・」






「ふ~んスバルを待ってるのか~」



顎に手を置いてなにか考え事をしている様子だった


耳にたくさん付いてるピアスが太陽に反射してきらきら輝いている





「ま!いいっか!マメ柴ちゃんは今日俺と一緒に帰ろっか」





と、言ってわたしに手がさしのべられた時、



「きゃっかあああああああああああああああああああああああああ」



という聞き覚えのある声とともに



飛び蹴りがさくれつした



わたしの隣に居た



不良に・・・・・



「人の恋路だけは邪魔すんなっつたでしょ!」





みっ・・・・・みっちゃん・・・・・




不良はすぐに立ち上がり




裾についたほこりをはらいこちらを振り向くと




「じゃあね!マメ柴ちゃん、また白崎が居ない時に喋ろ~ぜ」



と、満面の笑みを浮かべた