そりゃ、ちょっと無神経?だったかもしんねぇけど。





俺の言葉であいつの顔赤くなったのは事実だし。



それに、あんなのに意味なんてねぇしさ。



考えりゃ、俺が馬鹿扱いされることあんのか!?




ほっんと、女ってわっけわかんねぇー!




俺の胸にわだかまりのみを残して、元保は去っていった。





それにすら怒りを覚える俺は、やっぱりどこか子供なのか?







そんな高校3年の夏。








俺は、どうしようもないほどの馬鹿で。




アホで、最低で。










まあ、自分で言って情けなくなるような、男だった。