「あんたの席は、あそこ」
そういって指をさして、合っていた目を逸した。
俺の発言によって、少しだけガヤが収まったのか。
「ありがとう」
その声だけが聞こえて、歩く音が聞こえた。
「…ま、という訳で、頼んだぞ。クラス委員長後は任せた」
「え、任せたってまさか…」
「…そこらへんでにやけてる男共も一緒に」
嘘だろ?という目で、慎也達を見るクラス委員長の岡下くん。
おお…火の粉が飛んだかクラス委員長に…。
ま。
岡っち、がんばれ。
憐れな…と見ていた俺に助けを求めるかのように、岡っちが振り向いた。
その目線から外れるように俺は机に突っ伏した。
岡っち悪い。
俺、あいつと関わりたくないし、慎也相手にすると疲れるから手伝えません!
マジ、勘弁してください。