女の子…?


そこにいたのは
同じように雲を
ながめ黒髪が
なびいた1人の
女の子だった。



「…名前は?」
「…あなたこそ…
誰ですか…?」


「あぁ…ごめん。」


自分を名乗るのを
忘れていた。