「とーーや!!!」


昨日から研修に出ている凍夜の声が受話器から聞こえてくる


『なんだよ・・寂しかったか?』

 「かったじゃない!!寂しい!!寂しすぎる!!!」



・・・・・


『ちゃんと家にいろよ?わかってるよな』

  「わかってるよ!んな子供じゃないもん!!」


プッ・・ツーツーツー



さっきまで聞こえていた声が聞こえなくなり、家の中はまた再び静かになる。



「・・・・一人ってこんなに寂しかったけ・・」