「・・わるい。

いえない。でもそいつはオレじゃない」



苦虫をつぶしたような表情に何もいえなくなってしまう。



「・・・そっか。

じゃぁ似てる人だったんだね」


そういうことにしとこう


あんまり人を困らせたくない。




「あぁ・・・。」



ちょっと困ったように笑って言う。



「そろそろ時間だな」


時計を見ればいつの間にか次の時間まで後15分ほど