「小雪、ボーッとしてねえで早く準備しろよ」

ベットの上で呆然としていた私に、
イツの間に戻ってきたのか

凍夜がひょっこりドアの隙間から顔を出している。


「ぅん!」



すばやく制服を身につけると


「行って来ます」


そう言って家を出る。