交差点で一つ一つ煌さんを案内しながら日付が変った時間に家の前についた。


家は明かりもつかずに静まり返っていた。


「ありがとうございました」


バイクから降りて
ぺこっと頭を下げると煌さんは細い目をまた細めて口を開く。


「お前・・・

親は?」


「ぁ・・・・。

今日は。。。誰もいなくてっ」



「・・・・そうか。」


煌さんもバイクから降りると私の前に立っている