パタン。

っとドアが閉まると煌さんがため息をつく。

玄関から2・3㍍のところにある黒いバイク。
煌さんは何のためらいもなく鍵をさす。


無言で差し出されたヘルメットを受け取ると煌さんはヘルメットをつけずにバイクにまたがる。



・・・・ん?
ぇっと・・・??


「煌さん?」


・・・どうしろと??


「かぶれ。 乗れ。」