2階への階段を上り、

すぐ隣りのドアを開けると

佑はコウさんを放り投げた


「ぇ?!」
   「大丈夫。いつものことだから」


くしゃりと笑う佑は
私を見ると顔をしかめる。


「・・お前。

びしょぬれじゃねーか・・・。」


「自分にカサ差すの忘れてて・・・。」


2人が濡れないようにっと頑張っていたら

自分はびしょびしょになっていた。