「別にすきなわけじゃないよ!ただ気になるだけ…」 「ふ〜ん、気になるんだあ」 あー、墓穴掘った… 「すみません…菜那サマ」 あたしは観念して 菜那にいまの気持ちを話した 「やっぱりねー!」 菜那は笑いながら続ける 「では!いまから調査報告を始めまーすっ」 「名前は、市ノ瀬彼方。3年7組。ひとつ上の先輩。」 イチノセ カナタ まだ名前しか知らない 遠い存在