とぼとぼ独り下校中のあたし。
同じように歩いている人達は
友達やら彼氏やらと一緒。
…寂しいのは言うまでもない。
部活に入ればいい話だけど、
あたしには到底無理な話だろう。
それからしばらく帰路を歩き、おやつの時間あたりにようやく家へと着いた。
到着するなり、あたしは一目散に自分の部屋へ直行。
そして、カバンを机の上に置き、ベッドへ大きくダイブした。
ボフン、とベッドが沈み、身体も自然とそこへ身を任せる形になる。
『夕方俺の部屋に来い』
……意味がわからない。
今まで避けてたくせに…。
…あとで文句言ってやる……
そんなことを考えていると、だんだんうつらうつらとしてきて、気づけば夢の世界へ入り込んでいた。