ある日のこと。

 7歳になったばかりのみっちゃんは、家族みんなと一緒に水辺でキャンプをしていました。

 大人たちはテントを張ったり、バーベキューの支度をしたりで、大忙しです。

 お母さんは云いました。


「支度が出来るまで、そこの川で遊んでいらっしゃい」


 みっちゃんは元気よく返事をして、兄のマーくん、妹のノンちゃんと一緒にすぐそばの川へと走ります。

 3人とも川へ飛び込むと、着ていた服がびしゃびしゃに濡れました。

 しかし、3人は気にしません。

 今日は服が汚れるくらい好きなだけ遊んでもいいよと、お母さんに云われているからです。

 水遊びをしたり、足元を自由に泳ぐ魚を捕まえてみたり、3人共とても楽しそうです。