私は真紅の手をどけながら話した。

「ところで真紅はなぜ 私を助けるんだ?
どうせ殺すくせに」

「それは……好きだから?」


動揺せずにケロッとした顔で答える真紅。
ものすごく嘘っぽい。


「問われても困る。あと嘘っぽい。」

「信用してよ。
あと 俺はゲームに勝たなきゃ、
優花を殺せないんだよ?」



「はぁ、もうどーでもいーや」