「えーと……名前は?」

美光は席に座ると同時に 私に問いかけてきた。


「優花だよ!!
よろしくね〜。」

「ああ。よろしく 優花!
俺のことは、真紅って呼んでっ」

さっそく呼び捨てかよと突っ込みつつ、
「分かった。真紅ねっ」
と答える。



「クスッ」


(は?
なに私笑ってんの?コイツ……)



「…どうしたの?」

「いや………
優花、面白いなと思って。」




はあぁ?



意味不明。
面白いとか、今挨拶しかしてないのに、どこからそう繋がるのか。

私はそんな美光が少し不気味に感じ、
ゾォッと一気に鳥肌がたった。



「うちが?そう?」


「うん。これからが楽しみだ」