私は一人、教室の隅で座った。 もう 全員帰ったから、ゆっくりできるよね?? 教室内は静か。 窓の外はもう薄暗く、月が覗いていて 全体的に落ち着いた雰囲気。 寝るのに最適な状況だった。 だからなのか。 疲れきった私に 睡魔が襲ってきたのだ。 ん……… 少し 寝てしまおうかな。 少しだけだ、いいよな? そう自分の中で決めつけ、 私は静かに目を閉じた。