皆……………


「あ、りがと…ぅ」





「お!?
新しい優花は泣き虫なのかよ?」

「かわいー」



「う………………うるさいっ!」

クソッ、公衆の場で泣くなんて、一生の恥だ!
手で急いで顔を隠す。

「フ…優花顔真っ赤!
やっぱかわいい〜〜……………あははははっ」

「ハハハハッ」

笑いに包まれたような感覚。


それと同時にシャボン玉がくっつく音がした。
大きな大きなシャボン玉ができた音…………………









けど私はこのとき、気づかなかった。

孤立している一つのシャボン玉に。