本当になにこの状況?
謎なんだけど。
はたからみたら私たちが付き合ってるように見えるのか?
ふとそう思う。
誰もいない屋上で二人きり……
…無論、こいつと付き合うとか言語道断。
私はお断りだけど。
ただでさえ人は信じられなくて、嫌いなのに。
コイツはもっと嫌い。
………まあ、今日はテキトーに相手して、
明日からは関わりがなくなるように最善を尽くすか………と今後の対策を練る。
そして我に還った。
「………………。」
何この無言。
黙り込んでこっちを凝視する、
今の美光は不自然で気持ち悪い。
さっきまでヘラヘラしてた奴がいきなり豹変したら誰でも気味が悪いと思うだろう。