「…ここなら誰も来ねぇだろ…」


「はい?」


「はい?って、これから何されるか分かってんだろーな?」


「へっ?」


「それ以上喋ると襲うぞ」


何ですと!?


そんな物騒な事言わないでよ!!


いつもの黒ファルドに戻ってしまった榛原くんを睨むように見つめると、ふっと表情を緩くして私に微笑んだ。


「じゃあ…イタダキマス」


「いゃぁ!」


力一杯胸を押して抵抗したけど、もちろん男のファルドには敵わない。


「きゃあっ!!」


両手首を掴まれて、対抗する術を無くした私は、ファルドにそのまま押し倒された。