「沙江さーん。いつまでボッーとしてるのぉ?」

「へ?!あ、ここあなたの家でしたっけ」

「うひゃひゃ~!忘れてたでしょ~」


赤くなる私に明るく話しかけてくれる彼は、他の方たちよりも少し若く見えて。

何より明るいって印象が強かった。


「…いいんだよ?気にしなくても。俺、なんもしないし~。安心して寝てって下さいよ~」

「っはい。ありがとうございます…」


結局、泊まることになってしまって。
本当に何もされなかったけど、男の人と寝るなんて久しぶりで少しドキドキした。


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へぇ~。ドキドキしたんだ?

いいじゃない、別に。あのとき恵太くん家に泊まったから今の私たちがあるんだから。

あぁ~。そうかもね。感謝だな。

うん。感謝だよ。4人に感謝。