「それじゃあ、9時に俺の部屋に。」







小さくフッと耳に息を掛け、
部屋から出ていった。

.....ワザとだ。
あれは....!////
何で顔火照ってるんだ...
あたしらしくないぃぃ!!!



お風呂に入っている間も
あの眞城の声と、息使いと、香りが
染みついているみたいに
離れなかった。








「行かなくてもいいし。ウン..
って、ココまで来たし...」







髪を乾かし、クシでわざわざといた。
なんでこんなに緊張しているんだろう...

ドアの前で、深呼吸をし
ノックをしようと手を上げた時。








「お風呂、あいた?」