「じゃ.....ブルー?」
ピンクってガラじゃないし。
言ったら『ピンクはねぇな...』って
言われそうじゃん?
色で決めたよ、あたしは。
「...やっぱり。」
そう呟いたのは、眞城。
妙に声が嬉しそうに聞こえるのは
気のせいだろうか。
一方、紫音を見ると
落ち込んでいた。
えぇっ!?
見るからに分かる肩の下がり。
そして、眉までも下がっていた。
「っていうか、このぬいぐるみ。
なにかある?オバケついてるとか??」
この双子の、このぬいぐるみをみる真剣さとか
なんか.......怖かった。
コイツら、幽霊見れるとか?
双子ってなにかしら特殊な力
ありそうじゃん?