「じゃあね、また。」

「.....」





紫音は愛想よく手を振り、
眞城は無視し歩き続ける。





「バイバイッ」

「....ばいばーい」






羨ましい、とでもいう様な声が同時に聞こえたけど
気にしない!!!







「...ッ!ちょっと待てっ!」







誰も居なくなった家路。
2人は立ち止まった。








「ん?希菜子ちゃん、なに?」

「が、学校に迎えに来るなんて
聞いてないんだけど」

「そう?言ったような気がするんだけど」