「....なんで居るの?」






だけど、呼ばれた理由は....
双子の王子が居たからだった。






「希菜子、良かった。居て」






にっこりと紫音が微笑んだ。
キャアと女子達の声。







「帰ろうか。」







グイッと手を引っ張られた。
またもや、キャア。
いちいち...うるせぇんだよ!
...とは言えない。






「あ、は...い」







口答えしたら、何をされるか...分からない。
双子は、歩き出した。