キーンコーンカーンコーン


みんなの椅子が床に擦れる音がした。


なんか殺気を感じる。

―………―

勢いよく振り返り、
あたしは右手を振りかざした。

よ『おいおい、会ってそうそう殴り合いかよ、小林。』

ゆ『ごめん。米村か、小さすぎて見えないや。(笑)』

ブチッ

よ『こぉーばぁーやぁーしぃー!!!待てゴラァー』


ゆ『あははっ』

ドンッ

よ『いだっ。急に止まるなよ。』

ゆ『今日何の日でしょう?』


よ『えーっと……あ!…何の日だっけ?』


バキッ

あたしの右拳は米村の脇腹に、クリーンヒットした。


よ『ぐはっ。教えろよ。今日は何の日か。』

ゆ『今日は…………















………あたしの誕生日だよ…』