裏?〜カノンsaid〜

「聞きたいことあるんだけどさ」
私はおもいきって聞いてみる事にした。

「うん?」

「昨日弘樹が言ってた事なんだけどさ。」
私が言うとキョトンとした顔で私に聞いてきた。

「正体の事なんだけど…」
この言葉を聞いた瞬間びっくりした顔で私を見て言った。

「え!?あー。正体の事?俺には裏があるってことだよ。」
はい?裏!?

「裏?」
裏のことも気になったから聞いてみた。

「人間誰でも猫かぶるだろ?」
そういうこと!?なんか悩んで損しちゃったよ〜!

「そういうことか〜!」

「もしかして俺の正体妖怪とか思ってたりした?」
なんで分かったの!?

「ちょっとっね!?」

「あるわけねぇだろ!」
って言って私の頭に手をポンって置いた。

「だよね〜!///」
なに照れてんだろ私。
恥ずかしい///

「お前の考え面白いな!」
弘樹は言ってきた。
まぁ確かに正体って言ってもさすがに妖怪は無いよね(笑)。

「変なこと考えてたね私(笑)」
何より安心したな〜。
もぅ悩まなくていいんだ。一件落着だ〜!