俺の気になんのか?〜弘樹said〜

奈央ちゃんに笑顔で手降ってるカノン。
俺は自然にカノンを笑顔で見つめてた。
その時カノンがこっち向てきた。カノン顔赤い!?
カノン俺の事気になんのか?
そりゃ無いかー。
うん?俺?俺はカノンの事すっげー気になってる♪
って自分の心の中で言ってみたりする。

でも俺気持ち伝えたとしても俺は1つカノンに嘘ついてる…
それは正体の事。

カノンには嫌われたくないからいわねぇ…

嘘ついた俺にカノンに気持ちを伝える権利ねぇもんな…

吸血鬼じゃ無かったらよかったのにな。
カノンに出会ってから俺はいっつもこんなことを思うようになった。

そんな事を考えてたらいつの間にか放課後になってた。
あっ!カノンと帰る約束してたんだった!!

「カノン!」

「あっ!弘樹ー!」
笑顔で俺を見つめてきた。
ドキッ…!
なんで俺カノンの笑顔でこんなにドッキドキしてんだよ!あー!俺カノンにハマりすぎじゃね!

「カノン帰るぞ!」
やべぇ俺まだドキドキしてる。

「う、うん!!」

学校校門出た時カノンがいきなりあっ!って大きい声を出した。

「なんだよ?」
俺はカノンの顔を見た。
「私よりたいとこあるんだけど…いい?」
待て…今の笑顔可愛すぎるだろー!

「いいけど。どこいくんだ?」

「んー?秘密!」
おい!俺の心臓もたねぇだろ!
こんなドキドキしたの人生初かもな(笑)
俺は顔に出ないタイプだから気づかれないだよな〜。
気づかれたいって事でもねぇけどな!