「はじめるぞ~」

どうしよう。はじまっちゃったよ・・・。

前の方からどんどん箱がまわってくる。


とうとう奈々美がくじを引くばんになった。

奈々美は一生懸命時間をかけて選んで、やっとくじを引いたようだ。



・・・そしてとうとうあたしの番がやってきた。前の席から奈々美が必死な顔をして見ている。

あたしはくじの箱から一番下にあったくじを引いた。


「ここなっ!どうだった!?」

奈々美があたしの所へやってきた。


「まだ見てないよね?じゃぁ一緒にひらこう!」




・・・あたし達はせーのの合図で一緒にくじをひらいた。