部屋の窓から見えた空は、濃い青色に染まり始めてた。




もうすぐ夜になるみたい。




ここに来てから、もうすぐ半日…かな?




まだまだ爽麻のこと分からないけど、少しは分かった。




キッチンにいる爽麻に視線をやる。




明るい茶色の髪。漆黒の瞳。薄い唇。白い肌。




何1つ欠点のない顔。




あたしは全くの正反対。




…全然可愛くないし。




まぁ、しいて言うなら、痩せてるところ…?




って、あたしのことはいいんだけど。