「い、いいの…?」 爽麻はいいって言ってくれるけど。 でも…やっぱり負担になってしまうのは、嫌だもん。 「いい。そんなこと気にすんな」 気にすんなって言われても…。 「命令だ」 こわっ……。 あなたは意地悪な王様ですか。 「分かりました…」 怖くて、つい敬語を使ってしまった。 それに気付いてハッとしたけど、爽麻は気付いてないっぽくて安心した。