中にはお客さんは居なくて、あたしにとってちょうどよかった。 あたしは窓側の席に座った。 「何か飲むかい??」 おじさまが微笑みながら聞いてきた。 「…アイスティーありますか??」 「アイスティーね」 そう言い、おじさまはカウンターの奥へ入っていった。