あたしは、ぼーっとしている桐山の腕から抜け出すことに成功した!



「桐山は…私のこと嫌いなの?」


上目遣いで桐山を見つめる。

上目遣いとか自分でもきもいと思うけど。

ちょっとだけ、女の子の武器を使わせていただきます←





『な、奈央?』



耳まで真っ赤にする桐山。

上目遣い、効いてるのかな?




「そうなんだ…。なんかショックだなあ」



悲しい顔をして俯く。




『奈央!俺は、奈央が…好きだよ?///』




…ふっ



「ばーか!」



私は桐山にあっかんべーをして保健室から飛び出した。