ガラガラッ―――――



「しつれいしまーす」




…みっちゃんいないか。
しゃーない。




「そこ座ってて」



私はベッドを指差した。

ソファじゃ、低すぎて手当てが出来ないからさ。




『あのさ…』



後ろから男の子の声が聞こえた。



「んー?」




お、みっけ!


私は救急箱を持って男の子の横に座った。