「あんた…大丈夫?」



私は男の子の横にしゃがみこんだ。


あーらま。

ガラスの破片で指切っちゃってるし…
足も腫れてる。




『平気平気!』



男の子はそう言って立ち上がった。


ほら

足ふらついてんじゃん。


もー…


「一緒に保健室行こ。」




『え?大丈夫だって!』


男の子は笑いながら私に言う。


だから大丈夫じゃないじゃん。




「いいから行くの!」



私は無理矢理男の子を保健室に連れていった。