「しつれいしましたー」


私が理科室から出ようとしたときだった。




『ちょーっと待った!』



…声?


「もしかして、人体模型が…『違うわッ!』



つっこみ入れられちゃったよ





「んでー、あなたはどちらさま?」



私の前には一人の男の子が立っている。

男の子っつっても、健全な男子高校生だけど。