「なんてこった・・・・」

俺の名前は高野隼人。中学三年生だ。

受験も控えていて勉強だけの一日にあきて気分転換に外に出て

横断歩道を歩いていると大型トラックにはねられた。

こんな言葉を言っている場合ではないのになぜか落ち着いてる。

自分が死ぬのがわかっているから。

「こんな死に方で死ぬのか・・・・」

ドンドン意識が薄れていく・・・・。

暗くなった・・・・。

それから2分くらい経った頃だろうか。

太い声が頭の中に響く。

?「こんなに希望を持っている魂を見るのは久しぶりだ。」

高「だれだ!?」

?「いい声だ。まだ死ぬのには惜しいがこのままだと魂が怪しいな・・・。」

高「?」

?「おっと、このままじゃ俺が誰だかわからんな。」

このこえがした瞬間、目の前すごく眩しい光に包まれた。

高「うわぁぁぁ!」

眩しい眼が開けられない。

?「眼を開けろ。もう怖くないぞ。」

眼を開けた瞬間、明るい世界が俺の前に現れた。

ル「ようこそ、天使界へ。俺はルシフェル。お前の名前は?」

高「た、高野、はやと・・・・」

正直びっくりだ。死後の世界がこんなだとは。

ル「驚いてるか。まぁ、それが普通だな。」

この言葉のあと俺はすぐに冷静になってみせる。
そこは俺の長所だと思う。

高「ここは、天使界っていってたけど、人間が言っている
天国みたいなところなのか?」

ル「ちょっと違うかな。あながち間違ってはいないけど。」

高「どういう意味?」

ル「人間ってこっち着たら楽になるって考えてるよね。
実はこっち着てからが大変なんだよ。」

ル「今こっちじゃ戦争が多いからなこっち着てからが
修羅場って言ってるやつのほうが多いくらいだ。」

高「今の話聞いてると、天使なって戦えって言ってるよね・・・」

ル「いや、強制的じゃないよ。ならなかったやつもたくさんいる。」

高「ならなかったやつはどうなるの?」

ル「地獄行きだな」

その瞬間おれ天使になることを即決めた。