休み時間。

結の周りにはもうたくさんの人たちが
集まってきていた。
クラスメートの女子は結に恋愛相談や
ファッションなどについて色々話していた。

結はかなりの恋愛経験者。
「あたしにまかしてー☆!」
なんて言っても今までで付き合っても
2ヶ月が最高だ。
カッコ良くて、優しくて、面白くて…
そんなカレに告白したこと。
それが1度だけ自分から告った人なのだ。
好きな人ができたって振られたけど…。
でも今もちょっぴり好きな気持ちはある。
中2で好きな人見つけて忘れようって決めているのだ。

「キーンコーンカーンコーン」
今日は式や紹介やいろいろやったから1日が
すごく短く感じた。
もう隣の悠とは友達になり話もはずんでいた。
「じゃあねー!また明日!」
「じゃあなーてか明日弁当だぞ。
 お前忘れそうだからいっとく。」
「そっか!サンキュー!」
別れると春奈はあたしのことを校門で
待っていてくれた。
「結ー遅いよ~。てか誰あの人?」
「ごめんごめん!あーあの人悠って言うの。
 あたしの隣の席だよ!結構面白いんだあ!」
「へー!明日結の好みの悠くん見てみよっと!」
「好みなんて一言も言ってないーー」
「いいからいいから!」

こんな話をして2人は家に帰った。



「おはよー!」
「おはよう!」
「おっはよーっす!」
また変わらぬ朝。

教室に入ると悠はもう来ていた。
結は早速悠に話しかけた。
「おはよー!!弁当持ってきたー?」
「あ゛ー!忘れてたー!」
「…誰が忘れんなーって言ったんだっけかなー?」
2人はのんきに笑っていた。
そこに祐希と春奈がやってきた。