~牙龍~

「岳さん、やつら総統しつこいです。」
「それに敵の大将がいまいちわかりません。」


岳「それなら、敵の大将は、葵だろうな。」


「は?【葵】ですか?」
「誰だ?」


岳「葵は、金龍の総長の乱鬼だ。そして妹の幼馴染でもある。」


岳「そして……









  一番憎い相手だ。」




怖い。牙龍の下の奴らはそう思った。




岳は、ある日突然現れた。

牙龍の総長、そういうと、片っぱしから俺らを倒した。



そしてこう言う。



岳「俺の仲間にならないか?」


戦いがかっこよかった。

岳さんに惚れ込んでついてきた。


岳さんがこの戦いをしたのは、妹さんのためだって知って、さらにすごいと思った。


優しさがみなぎっていた、岳さんの顔が…



金龍総長、葵。



やつはどんな顔なんだ?



牙龍は一層燃えた。