私は斗真さんにドキドキや嫉妬をしたりと、恋をしてる事はないけど、お客の中で、一番のプレイボーイ。

手慣れた指先に、援交歴が短い私は、感じてしまう。



「呑みましょうか」



私は亮平からビールを受け取り、斗真さんに渡した。

斗真さんは「あぁ」と、不機嫌そうに、缶のタブを開けた。

…仕方ないなぁ…。

私は斗真さんに耳打ちをし、「後でヤりましょう?」と告げた。

斗真さんはニヤッと笑い、早くお酒を片付け、亮平を帰そうとしてる。

私と亮平は、そんな斗真さんにクスクスと笑いながら、わざとらしくゆっくりと呑む。