「どうぞどうぞ、上がって!今日はゆっくりしていってちょうだいね〜♪」
「はい!ありがとうございます!」
あたしと潤は靴を脱ぐと、中に入った。
うわ〜中も超綺麗!
片付いてて、余計な物がない…。
「今日はとても楽しみにしていたのよ〜!潤に早く連れて来るように何度も言ってたのよ♪♪」
「そうなんですかっ?」
あたしは潤とお母様を交互に見た。
「その通りだよ。ったく…仕事中にも関わらず電話もしてくるしさ…」
「あら、いいじゃない別に〜!戦ってる時にしたワケじゃないんだから」
お母様はあたし達に出すであろう、お茶とお菓子を持ってきてくれた。
「でも嬉しいわ〜。水樹ちゃんと潤が一緒になるなんて」
「えっ?」
「私ね〜、潤が今の仕事を選んだ時すごく反対したのよ。危ないし、死の危険もあるし。でも、今の仕事をしていたからこそ…潤と水樹ちゃんが出会えたのかしらって思ったら…すごく嬉しくなっちゃったのよ」
お母様…。
「あたしも…この仕事に誇りを持ってます。潤と出会えたのはこれのおかげなんだって思えたので」
あたしは潤をチラッと見た。
少し照れ臭そうにする潤。
な、なんか可愛い…////(笑)
「潤!絶対に水樹ちゃんを幸せにしてあげるのよ!?しなかったら許さないからね!?」
「分かってるよ。んなこと、いちいち言われなくても」
潤はしっかりとした口調で言った。